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悪玉コレステロール(LDL)が高い原因|食事・運動・体質の影響

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悪玉コレステロール(LDL)が高いと言われたら|原因・リスク・下げ方をやさしく解説

健康診断で「悪玉コレステロールが高めですね」と言われたことはありませんか?

でも多くの方は、

  • 特に症状はない
  • 体調も悪くない
  • 生活に支障もない

こうした理由から、「そこまで心配しなくても大丈夫そう」と感じてしまいがちです。しかし、悪玉コレステロールの異常は、症状が出ないまま進行する“将来型のリスク”です。

この記事では、難しい専門用語をできるだけ使わずに、なぜ注意が必要なのか/どう向き合えばいいのかをわかりやすく解説します。

悪玉コレステロールって何?

コレステロールは、ホルモンや細胞の膜を作るために欠かせない脂質です。

そのコレステロールを肝臓から全身へ運ぶ役割をしているのがLDLコレステロール(悪玉コレステロール)です。

つまり、 悪玉コレステロール=完全に体に悪い というわけではありません。

問題になるのは、必要以上に増えてしまった場合です。

なぜ「悪玉」と言われるの?

LDLコレステロールが増えすぎると、血液中に余ったコレステロールが出てきます。

この余ったコレステロールは、血管の内側に入り込み、少しずつ蓄積していきます。

その結果、

  • 血管の内側に炎症が起こる
  • 脂肪のかたまりができる
  • 血管が硬く、狭くなる

といった変化が起こります。これが動脈硬化です。

 悪玉コレステロールが高いと何が起きる?

動脈硬化が進むと、血液の通り道である血管が狭くなります。

すると、

  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 脳梗塞

といった、命に関わる病気のリスクが高まります。

怖いのは、これらの病気は突然起こることが多いという点です。

それまで元気だった方が、
ある日突然倒れてしまう――
その背景に、長年の脂質異常が隠れていることも少なくありません。

健康診断での基準値とは?

(当院HPより)

LDLコレステロールの一般的な目安は以下の通りです。

  • 100 mg/dL未満:理想的
  • 100〜129 mg/dL:許容範囲
  • 130〜159 mg/dL:高め
  • 160 mg/dL以上:要注意

ただし重要なのは、
👉 数値だけで判断しないこと

同じLDL値でも、

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 喫煙
  • 家族に心臓・脳の病気がある

こうした条件が重なるほど、将来のリスクは高くなります。

HDL(善玉コレステロール)の原因と役割

HDLコレステロールは、血管の中に余ったコレステロールを回収し、肝臓へ戻す働きをしています。いわば血管の掃除役です。

HDLが高めになる主な要因には、

  • 定期的な運動習慣
  • 喫煙していない
  • 適度な飲酒(過度でない)
  • 体重管理ができている

などがあります。

一方で注意したいのは、HDLが低い状態です。

HDLが少ないと、血管にコレステロールが溜まりやすくなり、動脈硬化が進みやすくなります。

実は要注意な人の特徴

次のような方は、数値が軽度でも注意が必要です。

    • LDLがそれほど高くないのにHDLが低い
    • 「痩せているから大丈夫」と思っている
    • 家族に心筋梗塞・脳梗塞の既往がある
    • 喫煙習慣がある
    • 運動不足が続いている

特に、「見た目は健康そう」な人ほど見逃されやすいのが脂質異常症の特徴です。

日常でできる改善ポイント

食事

  • 揚げ物・脂身の多い肉を控えめに
  • 魚・大豆製品を意識して増やす
  • 野菜・海藻・きのこを毎日の食事に

運動

  • 1日20〜30分のウォーキング
  • 無理なく「続けられる運動」を

生活習慣

  • 禁煙
  • 飲酒は適量を意識

完璧を目指す必要はありません。
できることを少しずつが長続きのコツです。

 まとめ

悪玉コレステロールは、

  • 症状がない
  • 今すぐ困らない
  • でも将来の病気につながりやすい

という特徴があります。

健診で指摘された「今」は、体を見直す絶好のタイミングです。

気になる数値があれば、自己判断で放置せず、ぜひ一度ご相談ください。あなたの体質や生活に合わせた対策を、一緒に考えていきましょう。

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院長 横山 裕

葛西よこやま内科・
呼吸器内科クリニック

院長 横山 裕

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