骨粗鬆症(骨粗しょう症)を予防するには?食事・運動などポイント解説
骨粗鬆症という言葉を、テレビやニュースなどで聞いたことはありませんか?
骨粗鬆症とは、骨の密度(骨量)が低下して骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
年齢とともに増える病気として知られていますが、骨の健康は日頃の食事や運動などの生活習慣とも関係しています。
骨粗鬆症は初期には自覚症状がほとんどなく、骨折をきっかけに見つかることも少なくありません。
この記事では、骨粗鬆症の基本と、日常生活で意識したい予防のポイントについてわかりやすく解説します。
骨粗鬆症とは

骨粗鬆症とは、骨の密度が低下し、骨が弱くなる病気です。
骨は見た目には固い構造ですが、内部は細かい網目のような構造をしています。
この網目構造が骨の強さを保つ役割をしています。
しかし、加齢やホルモンの変化、栄養不足などが原因でこの構造が少しずつ減っていくと、
骨の中がスカスカの状態になります。これが骨粗しょう症です。
骨粗鬆症になると骨の強度が低下し、転倒などの軽い衝撃でも骨折しやすくなります。特に女性では閉経後に骨量が減りやすく、日本では骨粗鬆症またはその予備群といわれる人が多いとされています。
そのため、骨密度が大きく低下する前から、食事や運動などを意識して骨の健康を保つことが大切とされています。
骨粗鬆症になると何が起こる?
骨粗鬆症は、初期にはほとんど症状がありません。
そのため、骨折して初めて気づくことも少なくありません。
骨粗鬆症になると骨の内部の構造が弱くなり、ちょっとした転倒や衝撃でも骨折しやすくなります。
特に起こりやすい骨折は次の3つです。
- 背骨の骨折(圧迫骨折)
- 手首の骨折
- 太ももの付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)
背骨の骨折が起こると、身長が低くなる、背中が曲がる、腰や背中の痛みなどの症状が出ることがあります。
また高齢者では、大腿骨の骨折をきっかけに歩くことが難しくなり、寝たきりにつながることもあるため注意が必要です。
このように骨粗鬆症は、骨折によって生活の質や健康寿命に大きく影響する病気です。
骨粗鬆症の原因

骨粗鬆症の原因にはさまざまなものがあります。
主な原因は以下の通りです。
加齢
年齢とともに骨を作る力が弱くなり、骨密度は徐々に低下していきます。
女性ホルモンの低下
女性では閉経後、女性ホルモン(エストロゲン)が減少します。
エストロゲンには骨を守る働きがあるため、閉経後に骨密度が急激に低下します。
カルシウム不足
骨の材料となるカルシウムが不足すると、骨量が減少します。
運動不足
骨は体重や筋肉の刺激によって強くなります。
運動不足になると骨密度が低下しやすくなります。
骨粗鬆症を予防する食事

骨粗しょう症予防で最も重要なのはカルシウムの摂取です。
カルシウムは骨の主成分であり、十分な摂取が必要です。カルシウムが多い食品には次のようなものがあります。
- 牛乳
- ヨーグルト
- チーズ
- 小魚
- 大豆製品
- 緑黄色野菜
特に乳製品はカルシウムの吸収率が高いため、効率よく摂取することができます。
ビタミンDも重要
ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける栄養素です。
多く含まれる食品
- 魚(サケ、サバなど)
- きのこ類
- 干ししいたけ
また、日光を浴びることで体内でも作られるため、適度な日光浴も大切です。
適正体重を保つことも大切

骨粗鬆症予防では、極端なやせすぎは良くありません。
体重が少ないと骨にかかる刺激が少なく、骨密度が低下しやすくなります。
BMIの目安は次の通りです。
- 18〜49歳:18.5〜24.9
- 50〜64歳:20.0〜24.9
- 65歳以上:21.5〜24.9
適正体重を維持することが、骨の健康にもつながります。
骨を強くする運動

骨を強くするためには、適度な運動も重要です。
骨は刺激を受けることで強くなります。
おすすめの運動には次のようなものがあります。
- ウォーキング
- 軽い筋力トレーニング
- 階段の上り下り
- 体操
特別な運動である必要はなく、毎日体を動かす習慣が大切です。
また運動は骨密度の維持だけでなく、筋力を保つことで転倒予防にもつながります。
まとめ
骨粗鬆症は、加齢とともに増える病気ですが、生活習慣によって予防することができます。
予防のポイントは次の3つです。
- カルシウムをしっかり摂る
- ビタミンDを意識する
- 適度な運動を続ける
骨は一度弱くなると元に戻すのが難しいため、若いころからの予防がとても重要です。
日々の食事や運動を少し意識するだけでも、将来の骨折リスクを減らすことにつながります。
葛西よこやま内科・
呼吸器内科クリニック
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