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【講演会聴講】GSK Asthma Portfolio National Conference in Fukuoka ~喘息治療最前線 トリプル療法・バイオ治療の深化~

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2023年12月10日に行われた講演会を聴講しました。
以下聴講録になります。ご興味がある方はご覧ください。

<講演プログラム>

□keynote speach 喘息治療が目指すべき次の治療戦略 玉置 淳 先生
・喘息死者数の年次推移
・本邦の地域別喘息増悪発現率
・Treatable Traits approach とPrecision Medicine
・気管支喘息におけるTreatable Traits
・臨床的寛解と喘息の管理目標


□喘息治療のKey player ~アセチルコリンと好酸球~ 坪内 拡伸 先生

・喘息患者ではコリン作動性神経終末の密度が増加している
 FASEB J 2020;34:7703-17
・β2刺激薬の効果は肥満や高齢により減弱する
・喘息患者の概日リズムと肺機能の関係
・メラトニンは気道平滑筋のMT2受容体を介してβ刺激作用を減弱させる
 Life Sciences2003;73:3339-3349
 Am J Phisiol Lung Cell Mol Physiol 2021;321:L991-L1005
・喘息患者の概日リズムと肺機能の関係
Proc Natl Acad Sci USA 2021;118:e2018486118
・肥満度が高いほど喘息増悪による入院が増加する
Ann Am Thorac Soc 2014;11:1439-44
・肥満喘息ではTh2/Th1ハイブリッド型の割合が増えている
Clin Transl Allergy 2022;12:e12153
・肥満は気道過敏性を亢進させる
Allergy Ashtma Clin Immunol.2008;4:51-8
・肥満度が高いほど季節変化に伴う喘息の増悪が増える
J Allergy Clin Immunol.2013;1:618-22
・肥満はM2受容体の機能不全をもたらす(マウス実験)
Am J Physiol Mol Physiol 321:L236-247,2021
・慢性的な高インスリン血症ではβ2ARの脱感作が生じる
FASEB J 2020;34:3996-4008
・高齢者喘息においてACQ-5スコアの上昇は6分間歩行距離の低下と相関あり
Respirology 2022;27:1025-1033
・β2AR受容体におけるβ2アゴニストとの結合は老化によって減弱する
Naunyn Schmiedebergs Arch Pharmacol.1999;360:171-8
・喘息患者の線維芽細胞ではIL-5受容体の発現が亢進し線維芽細胞の活性化が促進
Allergy 2023;78:882-885
・IL-5の制御でILC2の性質が変化する(Mepolizmab投与によりTSLP, ILC2増殖能低下)
Respirology.2023;28:758-766


□肺機能を上げ咳を制すれば百戦胎からず 安場 広高 先生

・喘息の診断における各種所見の感度と特異度
安場広高 アレルギーの臨床 39(4) 2019
・ICS/LABAのアドヒアランスが良好でもコントロール不良の喘息では、健康関連QOLが悪化しており、咳の程度と相関がみられる
Adv Ther(2023)
・LTRAは気道上皮細胞からの上皮サイトカインの産生を促進する
・LTRA単独での治療は喘息を悪化させる
Int J Mol Sci2023.24
・LAMA追加による増悪抑制効果は可逆性が大きい群
Singh D et al Respir Res 21:285 2020
・2型DM患者ではPRISmの合併が1/4にみられ大血管および微小血管の有害事象と死亡のリスクが有意に増加した
CHEST 2023;164(5):1268-1280
・ICSは高用量、高齢者、COPDで非結核性抗酸菌症のリスクを上げる
Respirology 17:185-190 2012
Thorax 68:256-262 2013
Liu VX Ann Am Thorac Soc 15:1169-1176 2018
・ICSであっても骨粗鬆症のリスクは存在する
Chalitsios CV et al Thorax 2020;0:1-9


□バイオ5製剤時代を考える~Mepolizumabが選ばれる理由~ 放生 雅章 先生

・1年以上経口ステロイドを使用していた重症患者に対する初回生物学的製剤の効果 GLITTER試験
Chen W allergy Clin Immunol Pract 2023;11:2732-47
・質問回答者の回答と医療記録ではGINA治療ステップ別の増悪頻度に差がある
Hancock KL et al pragmatic and Observational Research 13,43-58,2022
・潜在的重症喘息患者の半数以上が専門医の診察/紹介を受けていなかった
Ryan D et al. J allergy Clin Immunol Pract.9 1612-1623.e9 ,2021
・重症喘息患者に対する気管支鏡検査の有用性
・Non-type2の8人中3人では好酸球の浸潤がみられた
・培養では患者の27%から細菌(緑膿菌 黄色ブ菌)やアスペルギルスなども検出された
Cosio B CHEST 2023:164(4):837-45
・2型重症喘息患者におけるバイオマーカー 
全てのバイオマーカー陰性は12%、全体の56%が2つ以上のバイオマーカー陽性であった
Denron E J allergy Cin Immunol Pract 2021;9:2680-8
・国立国際医療センター 2022年11月~2023年3月 Tezepermab導入22例
全体で55%が有効,
非2型炎症9例(導入前Dupi2例 製剤なし7例):有効3例(33%)、中止無効6例(67%)
2型炎症13例(なし2 オマズリズマブ6 Dupi4 IL-52) のうち有効9例(69%) 無効中止4例(31%)
・重症好酸球性喘息のうちPhase3試験にエントリー可能となったのは20%に過ぎない
Brown T et al Eur Respir J 2018:52:1801444
・Clinical Remissionの定義とは
ACAAI, AAAAI, ATSワークグループによるコンセンサスレポート
Blaiss M Annals of Allergy, Ashtma Immunology 2023
①全身ステロイド薬や定期外受診を要する増悪がない
②喘息関連の症状による仕事や学校の欠席がない
③安定し最適な呼吸機能を測定2回以上で得られる
④GINAのステップに基づいた定期治療でICSは中用量以下
⑤ACT>20またはACQ<0.75が常に(少なくとも年2回以上の測定において)
⑥リリーバーとしての気管支拡張薬使用が月1回以下

・各バイオ製剤ともにClinical Remissionの達成率
REDES試験(Mepo)Pavord I Front Immunol.14.1150162
DESTINATION試験 Wechsler M et al 

・パネルディスカッション

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