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【講演会聴講】Severe Ashtma Forum 2型炎症を標的とした治療の現在と未来を考える

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2023.06.17 大阪で行われた重症喘息をテーマとする講演会に参加してきました。

【要旨】
重症喘息は喘息患者さんの10%程度といわれており、既存の治療薬によっても喘息をコントロールすることが難しいため、全身ステロイドを間欠的もしくは維持治療として必要となることがあります。しかし、全身ステロイドは長期的に内服することにより累積毒性があり、特に骨や筋肉や内臓(心血管など)に対する影響が懸念されます。関節リウマチなどをはじめとする膠原病の領域では喘息より一足早くステロイドを回避すべく「生物学的製剤」への置換が起こっています。本公演では重症喘息に対する全身ステロイドをいかに減らすかを「生物学的製剤」の視点から行われました。

【所感】
生物学的製剤は喘息治療において、ステロイドを回避し、喘息のコントロールを改善させる薬です。一方で全ての患者さんで使用することは難しく、「費用面」「効果」「安全性」を理解した上で、医師-患者双方の理解のもと適応を検討していく必要があります。このような考え方を「SDM:Shared Decision Making」といいます。全身ステロイドをいかにして回避できるか、そして複数あるどの生物学的製剤を選択すべきか、重症喘息の治療目標はどこに置くか。今後は喘息増悪(発作)を起こさないだけでなく、症状なし、ステロイドなしである「臨床的寛解:Clinical Remission」を目指す治療となりそうです。

【聴講録】
講演1) 抗体治療に向けた喘息治療のカタログ化~エンドタイプ分類は可能になるのか~
茂呂 和世 先生

・CyTOFによる細胞解析について
・IL-4を抑えることは様々な細胞に影響する
・TSLPは上皮細胞だけでなく樹状細胞にも表出している可能性がある
・2型炎症においてどの部位を抑制する生物学的製剤を使用すべきか(基礎医学の視点から)
-広範に抑えるなら:IL4/IL13(デュピクセント)やTSLP
-劇的に抑えるなら:IL5(ヌーカラ、ファセンラ)・・・好酸球性の場合

講演2) リウマチ性疾患治療の変遷~ステロイドフリーを目指した治療への取り組み~
岸本 暢將 先生

・関節リウマチ:Best試験
(単剤 vs step up vs step down vs インフリキシマブ)
どのような治療を行ってもoutcome(骨びらん)は変わらなかった
どの治療法が、というよりもどのように評価→治療が大事ということ
・ステロイドの効果はGenomic(1mg/kgで頭うち), non-Genomic(こちらを期待してパルスなど)
・ステロイドの心血管イベントリスク:8mg超
・ステロイドの椎体骨折リスク:総投与量 5gで×14倍
・プレドニゾロンを減量する際は1mg刻みは避ける(副腎抑制予防)
・ステロイドは朝一で隔日投与が副作用予防として有用 

講演3) 近未来にたどり着くべき喘息治療~目指すべき治療目標とは
田中 明彦 先生、関谷 潔史 先生
・寛解の定義:①症状②増悪③治療(OCS減量)④呼吸機能
どのように定義するかはまだ定まっていない
・Dupilmab(QUEST試験)
・ヒスタミンH1による気道収縮

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